飛行機
私は年に一回ぐらい長いお休みをもらって旅行に出ます。
ブラジルに行ったり、ヨーロッパに息子に会いに行ったり、ほとんどの旅は海外旅行です。その旅行に行くときと帰るときも必ず一回は死にそうな体験が起こります。 それは飛行機に乗っているときです。乱気流(らんきりゅう)が必ず来ます。いつ来るか、もうすぐか、まだ来ないのか、ずっとストレス状態です。来ると激しく、上下(じょうげ)にゆれます。 「来た。来た。始まった。」両手に汗をかき、しんぞうはドキドキ。今度こそ死ぬかもしれない。「落ちるに決まってる。いま落ちちゃう。皆、死んじゃう。もう、おしまいだ。」 客室乗務員(きゃくしつじょうむいん)の顔をのぞいて見ると全然平気そうです。絶対、平気なフリをしているだけだと思うしかない。だって、人を安心させることが自分の仕事でしょう。
ゆれは長い。全然落ちつかない。1分(いっぷん)ゆれても、15分(じゅうごふん)ゆれてるだと感じます。
やっと、ゆれが落ち着きます。リラックスの時間です。でも、一回だけで終わることはないです。安心はできません。
落ちちゃう = 落ちてしまう
死んじゃう = 死んでしまう